展示会や小規模な発表会では、「先に決まらないと始められない作業」と「並行できる作業」が混ざります。工程名を並べるだけでなく、直接の先行関係を入力すると、どの順序が完了日を決めているかを見つけやすくなります。
1. まず架空の条件を置く
ここでは開始日を「1日目」とし、日数は休日を含めて連続する暦日で数えます。会場確定後にレイアウトと告知を並行し、備品はレイアウト確定後に手配。最終確認は告知と備品の両方が終わってから始める設定です。
| ID | 工程 | 日数 | 先行ID |
|---|---|---|---|
| A | 会場を確定する | 2 | — |
| B | 配置・動線を決める | 3 | A |
| C | 告知文と出展者案内を整える | 4 | A |
| D | 備品を手配する | 2 | B |
| E | 会場と備品を最終確認する | 1 | C, D |
この5件の合計は12工程日ですが、すべて直列に行う設定ではありません。完了までの暦日は、工程日を単純に合計するのでなく、先行関係に沿った最長の経路で決まります。
2. 最早日と余裕を確かめる
先行なしは1日目開始です。後続は先行工程の最早終了日の翌日から始まり、複数の先行があれば、最も遅く終わる工程を待ちます。
| ID | 最早開始–終了 | 最遅開始–終了 | 総余裕 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| A | 1–2日 | 1–2日 | 0日 | クリティカル |
| B | 3–5日 | 3–5日 | 0日 | クリティカル |
| C | 3–6日 | 4–7日 | 1日 | 余裕あり |
| D | 6–7日 | 6–7日 | 0日 | クリティカル |
| E | 8–8日 | 8–8日 | 0日 | クリティカル |
A→C→Eの経路は2+4+1=7日です。最後のEはCとDの両方を待つため、Cは最遅で4日目開始まで後ろへ動かせます。この例ではCの総余裕は1日、全体の完了日は8日目になります。
3. ツールで同じ条件を再現する
- イベント準備の入力例JSONを保存します。
- 工程の見取り図を開き、「JSONを読み込む」から保存したファイルを選びます。
- 総所要日数が8日、クリティカル工程がA・B・D・E、Cの総余裕が1日になっているか表で照合します。
- 試しにCの日数を5へ変えて再計算します。A→C→Eも8日となり、Cも余裕0日のクリティカル工程になるのが、この入力例からの予測です。
JSONはツールのversion 1形式で、工程名・日数・先行IDを含みます。読み込み後は通常の入力条件として編集できます。ここに記す結果は実装の計算規則から導いた期待値であり、Excel実行、実地のイベント準備、印刷や会場設営を行った証拠ではありません。
4. この例で分からないこと
この表は開始日を実際の曜日へ変換せず、土日祝も数えます。担当者、作業時間、工数、会場の営業時間、依存ラグ、作業の遅れや確率は扱いません。8日目はこの架空入力と計算条件の結果であり、イベントの開催日を保証する値ではありません。
入力例を取り込んで工程表を確認する →