工程の見取り図CASE 01 / SAMPLE PLAN

用途別の実例 · 架空データ

小さなイベント準備を、
依存関係から並べる。

会場の確定から告知、備品手配、最終確認までを5工程でモデル化します。所要日数は説明用の仮定で、実イベントの記録や見積ではありません。

展示会や小規模な発表会では、「先に決まらないと始められない作業」と「並行できる作業」が混ざります。工程名を並べるだけでなく、直接の先行関係を入力すると、どの順序が完了日を決めているかを見つけやすくなります。

1. まず架空の条件を置く

ここでは開始日を「1日目」とし、日数は休日を含めて連続する暦日で数えます。会場確定後にレイアウトと告知を並行し、備品はレイアウト確定後に手配。最終確認は告知と備品の両方が終わってから始める設定です。

ID工程日数先行ID
A会場を確定する2—
B配置・動線を決める3A
C告知文と出展者案内を整える4A
D備品を手配する2B
E会場と備品を最終確認する1C, D

この5件の合計は12工程日ですが、すべて直列に行う設定ではありません。完了までの暦日は、工程日を単純に合計するのでなく、先行関係に沿った最長の経路で決まります。

2. 最早日と余裕を確かめる

先行なしは1日目開始です。後続は先行工程の最早終了日の翌日から始まり、複数の先行があれば、最も遅く終わる工程を待ちます。

ID最早開始–終了最遅開始–終了総余裕判定
A1–2日1–2日0日クリティカル
B3–5日3–5日0日クリティカル
C3–6日4–7日1日余裕あり
D6–7日6–7日0日クリティカル
E8–8日8–8日0日クリティカル
A→B→D→E=8日 クリティカル経路

A→C→Eの経路は2+4+1=7日です。最後のEはCとDの両方を待つため、Cは最遅で4日目開始まで後ろへ動かせます。この例ではCの総余裕は1日、全体の完了日は8日目になります。

8日目依存関係上の最早完了
12工程日5つの入力日数の合計
Cに1日この経路上の総余裕

3. ツールで同じ条件を再現する

  1. イベント準備の入力例JSONを保存します。
  2. 工程の見取り図を開き、「JSONを読み込む」から保存したファイルを選びます。
  3. 総所要日数が8日、クリティカル工程がA・B・D・E、Cの総余裕が1日になっているか表で照合します。
  4. 試しにCの日数を5へ変えて再計算します。A→C→Eも8日となり、Cも余裕0日のクリティカル工程になるのが、この入力例からの予測です。

JSONはツールのversion 1形式で、工程名・日数・先行IDを含みます。読み込み後は通常の入力条件として編集できます。ここに記す結果は実装の計算規則から導いた期待値であり、Excel実行、実地のイベント準備、印刷や会場設営を行った証拠ではありません。

4. この例で分からないこと

この表は開始日を実際の曜日へ変換せず、土日祝も数えます。担当者、作業時間、工数、会場の営業時間、依存ラグ、作業の遅れや確率は扱いません。8日目はこの架空入力と計算条件の結果であり、イベントの開催日を保証する値ではありません。

入力例を取り込んで工程表を確認する →